31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:31:24.79 ID:mGrjCnqwO
「そっかぁ。本当にアイドルじゃなくなったんだな。自分」
翌日の朝、自分が961プロを追い出されたことを改めて実感させられることがあった。
契約書類・事務所の荷物・宣材一式、
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:32:03.28 ID:mGrjCnqwO
ー余計な心配は、させたくない。
そう思うとただ強がることしかできなかった。
そして、
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:32:50.59 ID:mGrjCnqwO
「あーどーしよー」
気分転換に散歩をしながらボヤく。
今度は自分一人なのを確認してから、だった。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:33:36.13 ID:mGrjCnqwO
『他所の事務所に移籍しようなんて、考えないことね』
今朝荷物が届いてからかかってきた電話で言われた言葉。
どうやらすでに他の事務所にも圧力をかけているらしい。
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:34:34.79 ID:mGrjCnqwO
「また荷物が届いてるぞ」
家に帰ると見慣れない封筒が1つ増えていた。
どうやら散歩中に届けられたものらしい。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:35:21.55 ID:mGrjCnqwO
ーなんだこれ?
中から出てきたのは、一枚のCDと便箋。
便箋の文字は、達筆すぎて読めなかった。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:36:18.32 ID:mGrjCnqwO
「そっかぁ。貴音も頑張ってるんだな」
CDの送り主は、やはり貴音だった。
達筆すぎる便箋の解読に夢中になって、ハム蔵達のお昼を危うく忘れそうになったけども。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:36:56.65 ID:mGrjCnqwO
♪孤独な星座が 導くStory
ー『王者たるもの、常に孤高な存在であるべきなのだよ』
♪今を生きるために 失っていく世界
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:37:39.73 ID:mGrjCnqwO
自分のために歌われた歌などないと思ってた。
ずっと一人だと思ってた。
だけれども、
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:38:28.58 ID:mGrjCnqwO
「自分、もう一度トップアイドルを目指すことにした」
ハム蔵達家族のまえで、改めて宣言する。
ー他所の事務所には、961プロの圧力がかかっている。もうアイドルになんてなれない。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 11:39:36.49 ID:mGrjCnqwO
今回はここまでです。
なかなか話が進みませんが、御容赦いただければと思います。
続きは週明けごろの予定です。
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