過去ログ - ナレーション「彼の名は徳山浩二、東京の福祉専門学校に通う20歳の男である。」 -SS速報VIP

過去ログ - ナレーション「彼の名は徳山浩二、東京の福祉専門学校に通う20歳の男である。」

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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 15:58:07.90 ID:uCC+mE6H0
女「【TSUTAYA】寄ってもいい？」

浩二「別にいいよ」

ナレ「女の言葉に浩二は素っ気なく返した。女とは恋人関係にある。」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 16:04:29.68 ID:uCC+mE6H0
ナレ「一昨年、専門学校の対面式から三日後、浩二と女は付き合うこととなった。」

浩二「何か借りるの？」

ナレ「【Soft bankのSH911】をいじりながら浩二は女に聞いた。」

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 16:15:59.43 ID:uCC+mE6H0
ナレ「いや、音楽以外でも共通の趣味はない。浩二と女が共通して楽しめる事柄など
酒の席とセックス以外ではなかった。しかし、浩二は別に女と共通の趣味を持とう、彼女を
理解しよう、とは思わない。」

浩二「明日、先輩の送別会いく？」

4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 16:20:38.70 ID:3xBJRx2K0
ということか

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 16:23:49.71 ID:uCC+mE6H0
ナレ「明らかに会場を理由に参加を拒否した女に対して浩二は何とも思わない。」

浩二「腹減ったね」

女「そうだね」

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 16:30:09.45 ID:uCC+mE6H0
ナレ「イミテーションであるのは浩二も同様だった。自覚の有無はわからないが、女も浩二に対して、浩二と同じような
心持であった。」

女「あー、お母さんからメール入った。すぐ帰ってこいって。」

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 16:38:29.42 ID:uCC+mE6H0
ナレ「【TSUTAYA】の袋を小脇に抱えたまま、浩二は【吉野家】入った」

浩二「牛鍋丼、大盛りで。」

ナレ「席に着くなり注文をすますと、浩二は再び【Soft bankのSH911】の液晶に視線をおとす。」

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 16:51:44.92 ID:uCC+mE6H0
ナレ「女2は浩二が以前から関係を持ちたいと思っている女性である。女同様に馬鹿で軽薄そうなナリをしているが
女に比べ女2は、乳が非常に豊かであった。【成瀬心美】のアダルトビデオを愛用する浩二にとって、女2のソレはたまらないものであった。」

店員「牛鍋丼大盛りです。」

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 17:10:08.60 ID:uCC+mE6H0
浩二「ｿｰﾀﾞﾉﾅｶﾉﾎｰｾｷ・・・あっ」

ナレ「鼻歌をうたいながら六畳アパートに帰宅した浩二は、脇に抱えた【TSUTAYA】の袋の存在を思い出した。」

浩二「ちっ・・・」

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 17:21:45.43 ID:uCC+mE6H0
ナレ「熊本から状況して約二年が立つが、特に故郷が恋しいということはない。浩二は地方から抜け出したことは心底喜んでいた。浩二は福祉専門学校に通うが、福祉の職に就きたいと思っているわけではなかった。ただ東京に出てみたいと強く思っていた彼は高校卒業後、進学するでもなく、かといって働きたくもなくモラトリアムの延長として、現在通う専門学校を選んだ。」

TV「ｷｬｰｸﾏﾓﾝｶﾜｰ…プチッ」

ナレ「テレビの電源を消した浩二は、何気なく【TSUTAYA】の袋を取り出し、中身を確認した。」

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/24(日) 18:26:06.69 ID:m8qEBaBIO
なんでや！
ブリジットジョーンズはともかくプラダはいい映画やろ！

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 18:55:15.69 ID:uCC+mE6H0
>>11
すまん、映画の良し悪しについて言ってるわけではないんだ

両作品好きな人はごめんなさい

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 19:10:40.05 ID:uCC+mE6H0
ナレ「立ち上がった浩二は冷蔵庫から【クリアアサヒ】を取り出した。」

浩二「ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ…ふーー」

ナレ「一息つくと、本棚に立てかけてあった【FENDERストラトキャスター】のパチモンを手に取った。

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 19:22:00.32 ID:uCC+mE6H0
浩二「ｸﾞﾋﾞｯ…ふー」

ナレ「再び【クリアアサヒ】に口を付けた後、ピック置く。買った当初、上達に意気込んでいたが、今ではその熱意
はまるで無い。浩二は熱しやすく冷めやすかった。」

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 19:41:16.19 ID:uCC+mE6H0
浩二「ふー…ﾊﾟｺｯ」

ナレ「浩二はアルコールへの耐性が強くはなく、発泡酒を一缶開ければ、良い気分になれた。
良い気分になった勢いで、【プラダを着た悪魔】の円盤をを【プレイステーション2】に入れた。」

16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 19:59:30.24 ID:uCC+mE6H0
浩二「ハッ…」

ナレ「嫌な目覚めの後、卓上の目覚まし時計をみると、時刻は午前4時30分を指していた。」

浩二「腹減った…」

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 20:43:30.44 ID:uCC+mE6H0
浩二「オェ…」

ナレ「道中、浩二は何度も嗚咽を漏らす。昨夜は【クリアアサヒ】を6本開けた。浩二にとっては珍しい酒量であった。」

浩二「あー…」

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 20:52:09.75 ID:uCC+mE6H0
店員「らっしゃーせー…」

ナレ「【オダギリジョー】を意識したような頭髪の店員は浩二に一瞥くれたあと、けだるそうに会計
をはじめた。」

19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 20:58:55.58 ID:uCC+mE6H0
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ･･･

ナレ「遠くでおそらく【カブ】であろうエンジン音が響く。」

浩二「ふぁー…」

20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/24(日) 21:08:32.77 ID:uCC+mE6H0
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ･･･

ナレ「【カブ】のエンジン音が大きくなる。浩二はビニール袋の中から【ポカリスエット】を取り出し、
ペットボトルキャップを外した。」

21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/24(日) 23:21:27.51 ID:lK7GGpEy0
なんてssだよww

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