過去ログ - 京太郎「もつものと、もたざるもの」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 02:11:40.78 ID:8gIDJxBio
「リーチ!」
清澄高校麻雀部部室に起家である優希の高い声が響いた。東1局3順目、捨牌には西、1萬、4索が切られているのみである。
内心ため息をつきながら下家の京太郎は自分の手配を見下ろした。
『京太郎手配』
2289m 125p 58s 北北撥中 ドラ3s
アガリどころか聴牌すらほど遠い自分の手配に視線を送りつつ、山に手を伸ばす。ツモ8p。
『京太郎手配』
2289m 125p 58s 北北撥中 ツモ8p
全く状況が良くならないツモであったがどちらにせよ1面子もない状態で親リーに突っ張るつもりは欠片もなかった。
ノータイムで北の対子に手を伸ばし、場に切り出した。だが、それに対して待ってましたとばかりに声が上がる。
「ロンだじぇ!」
思わずビクリ、京太郎の体が跳ねた。思わず優希の顔を見た後、優希の倒した手配に目をやった。
『優希手配』
678m234s東東東北北中中 ロン北
「リーチ一発ダブ東ドラ1……おっ、裏ドラが中で親っ跳だじぇ!」
「なんじゃぁそりゃ!」
思わず素っ頓狂な声が上がる。振り込んだ京太郎は体をのけぞらせ天を仰いだ。
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