過去ログ - 勇者「こんな端金では魔王は倒せません」
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294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 22:52:23.75 ID:cKSfbSJYo
剣客「君たちも無事か?」

武闘家「当たり前だ!」

商人「礼は言うわよ、お礼は払わないけど」
以下略



295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 22:56:11.40 ID:cKSfbSJYo
剣客「それより、どうしてこんな砂漠を?」

勇者「突っ切って、港町に行こうかと思っていたんです」

剣客「ははぁ、それは無茶な真似をしたね。普通はもっと別の方向から、山道を越えていくルートがある」
以下略



296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:00:47.47 ID:cKSfbSJYo
僧侶「そういうてめぇこそ、なんでこんな砂漠を渡っている?」

剣客「もちろん、通過するだけなら、ここを突っ切った方が早いからね」

剣客「というか、何度もここは通っている。熱砂の中で、魔物を斬り伏せる修行をしていたから」
以下略



297:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:05:03.52 ID:cKSfbSJYo
勇者「といっても、勝手についていくだけですので、金銭的なお礼はできませんがね」

剣客「ははは、お金がないから砂漠を渡ろうって人に、お金なんか取れないさ」

剣客「なんだったら、港町についたらおごってやろうか?」
以下略



298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:08:18.57 ID:cKSfbSJYo
――しばらくして。

剣客「ほう、勇者、か」

勇者「ええ。魔王討伐の任務を受けているのです」
以下略



299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:10:19.17 ID:PX4g/Rr5o
待ってました!!


300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:11:28.67 ID:cKSfbSJYo
剣客「しかし……魔王か」

勇者「何か知っていることでもありますか?」

剣客「いや、魔物退治で日銭を稼いでいたからな、そういえば最近、強い魔物に当たったな、と思って」
以下略



301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:14:36.57 ID:cKSfbSJYo
剣客「……そういうわけにもいかない」

勇者「なぜです?」

剣客「実を言うとね、少し前にはパーティーを組んでいたんだ」
以下略



302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:21:57.62 ID:cKSfbSJYo
僧侶「……あんたの仲間は、神の元に還っていったんだ」

僧侶「人はみんな等しく神のガキに過ぎねぇ。気に病むな」

剣客「き、気に病んでいることはないぞ」
以下略



303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/09(火) 23:25:37.86 ID:cKSfbSJYo
剣客「へぇぇ、勇者らしからぬって思うが」

勇者「そうでもありません」

勇者「ただ、客観的な条件からして、魔王討伐のための布石として適切な報酬を得ているだけです」
以下略



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