過去ログ - ゆみ「私は君が欲しい!」京太郎「!?」
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◆6ardW1rCAXVJ
[sage]
2013/03/04(月) 00:36:13.84 ID:kM7NDKVdo
加治木先輩が先導して、俺と東横はその後をついていく。
意識しないと声が聴こえないくらいの距離を取り、ついて来ているか確認しているのかときおりこちらを振り返る。
京太郎(東横と話しやすいように気を遣ってくれたのかな)
京太郎(せっかくだし今のうちに聞いておくか)
京太郎「なあ、東横。俺を誘った理由って何だったんだ?」
桃子「え? ああ、ほら、私ってこういう体質じゃないっすか」スゥ
京太郎「話してるときに消えるな!」
桃子「冗談っすよ。こうやって意識して消えることも出来るっすけど、基本的には人に見つけてもらえない厄介な体質なんすよ」
京太郎「ああ、知ってる。俺が見つけられたのも偶然だったしな」
桃子「加治木先輩が教室に来て、誘ってくれて嬉しかった。でも私がこういう体質なのは知らなかったじゃないっすか」
京太郎「まあそんな体質があるなんて普通思わないよな」
桃子「それで、こういう体質の私とコミュニケーション取るのって大変っすよね」
桃子「私から話しかければ驚かれる。話しかけて貰おうにも私のことは見えないから、いるかわからないところに声をかけるしかない」
京太郎「ん……楽と思ったことは確かにないな。けど面倒だとか思ったことも一度もないぜ」
桃子「ありがとうっす。須賀くんはそうやって受け入れてくれたっすね」
桃子「麻雀部の人たちは私を必要としてくれた。でもそれと私を受け入れるかっていうのは別っすよね」
桃子「加治木先輩もきっと私に合わせてくれると思うっす。だけど他の人たちもそうやって受け入れてくれるか不安だったっす」
桃子「だから私との付き合いに慣れてる須賀くんが入ってくれたら安心だなって。それが理由っすよ」
京太郎「……気にしすぎじゃないか?」
桃子「そういうと思ったっす。須賀くんは私の体質は知ってても苦労までは知らないっすからね」
京太郎「それを言われるとな……。まあ不安だっていうなら、俺でよければいくらでもいくらでも入るよ」
京太郎「でもあそこまでして必要としてくれる麻雀部だ。きっと東横の心配するようなことにはならないと思う」
桃子「私の取り越し苦労だったらそれが一番っすね。そうすると須賀くんには迷惑かけただけになっちゃうっすけど」ニコッ
京太郎「さっきも言ったろ。好きで入ったんだって。……お、着いたみたいだぞ」
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