過去ログ - 【咲】京太郎「ありふれた不思議」【宮守】
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11: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/02/28(木) 21:23:12.33 ID:GM14yOvt0
一人は、真っ白い、雪のような髪色の女の子。

まるで自分の家のようにだらけきった態度、表情。

力のない瞳でこちらをぼうっと見つめている。

一人は、俺よりも暖かそうな金髪の女の子。

少し警戒したのか、手に持つスケッチボードをぐ、と抱きしめていた。

さながら小動物のようだ。

一人は、茶髪の小さな、本当に小さな女の子。

その小ささは小学生かと疑うほどである。

金髪の子が小動物のようなら、こっちはれっきとした小動物である。

一人は、夕日のように真っ赤なお団子ヘアの女の子。

モノクルをかけていて、どこか知的に見える。

俺が声を上げて、真っ先に立ち上がった人だった。

一人は、闇のように真っ黒な長髪を持つ女の子。

凛々しいような、幼いような。

どこか不思議なオーラをまとっていた。

そして、そのうちの四人が囲むもの。

見たことがない……とはいわない、国民的なものなのだから。

ただ俺は触れたことはほとんどない。

麻雀卓。

四方の椅子に座り。

余った一人は傍の椅子に座って様子を見ている。

……いや、見ていたのだろう。

今は、皆こっちを向いてしまっている。


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