過去ログ - 【咲】京太郎「ありふれた不思議」【宮守】
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◆tXdh2WZ0lM
[sage]
2013/03/01(金) 15:07:54.51 ID:uvr92idY0
塞「……っと」
塞「どう……?」
京太郎「ん……面白そう、ですね」
塞「そりゃ、もう、毎日やるくらいには面白いよ」
塞「……京太郎君もやってみる?」
京太郎「えっ、いいんですか?」
塞「見学だけだと退屈でしょ?」
塞「それに、見るとやるじゃやっぱり違うからさ」
塞「やってみてほしいな……って」
京太郎「……でも、まだルールが」
塞「ふふっ、何のために私がいると思ってるの?」
塞「ちゃんと教えてあげるからね、ね、やってみよ?」
京太郎「ん……それじゃ――」
??「――おや?」
やってみます、と言おうとしたが、入り口付近から聞こえてきた声に遮られた。
女子高生というにはいくらか低い、落ち着いた声。
反射的に扉のほうを向くとどうあがいても女子高生には見えないような人がいた。
おそらくこの部活の顧問だろう。
塞「あ、トシさん!」
??「その子は誰だい?」
すたすたと歩き、俺達の方へやってきた。
塞「聞いてください、見てください、見学者です!」
塞「見学者、見学者ですよ!」
トシ「ああ、なるほど……」
トシ「だからそんなにはしゃいでるんだね」
塞「やだなぁ、はしゃいでなんかいませんよ、あははっ!」
……最初の見学者っていうのはそんなに嬉しいものなのだろうか?
トシ「……そうかい」
呆れたように溜息をついたトシさんと呼ばれたその人は視線をずらして、今度は俺の方を向いた。
そして、まるで俺を見極めるように、じろじろ、と見回す。
京太郎「……何かついてますか?」
??「……そうだねぇ」
京太郎「えっ?」
マジかよ……と顔をこする。
何かが落ちたような気も、何かがこびりついていたような気もしないけれど。
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