過去ログ - 上条「ただいまー」フィアンマ「おかえり!」
↓
1-
覧
板
20
2
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/03/01(金) 22:53:22.38 ID:mBThJV0c0
第三次世界大戦。
酷いものだったな、と思う。
俺は北極海へ堕ち、どうにか助かった。
凍える身体でイギリス清教の魔術師に助けを求め。
そうして、学園都市へと戻って来た。
長く長く、平穏な日々は続いて。
ふと、俺は思うままに、インデックスをステイルとくっつけるように模索した。
自分のことを一番に考えてくれる人間と、インデックスには一緒に居て欲しかったから。
謝って、許されて、吹っ切れてしまった部分があったのかもしれない。
別に、負い目だけで彼女と一緒に居た訳では、ないのだけれど。
元元インデックスもステイルを嫌いではなかったから、その仲が深まるのは早かった。
『…私、本当に行っちゃうよ?』
『ステイルと仲良くやれよ?』
『それは、勿論。とうまに言われなくても、…そうするけど』
『じゃあ、またな。…時々遊びに来てくれよ』
『うん、…またね、とうま』
さよならをする日。
彼女は、悲しそうな顔をしていた。
だから、無理やり笑顔で送り出した。
俺の傍に居ることで、騒乱に巻き込んでしまいそうで、怖かったから。
そうして、彼女が居なくなった、一人ぼっちの、あるべきままの部屋で。
少しだけ泣いて、元気を出して、学校へ行った。
そして、春がやって来た。
俺は進級して、高校二年生になった。
インデックスが居なくなってからほぼ毎日。
空虚で、退屈で、つまらない日々が続いている。
それでも、時々インデックスが送ってくれる手紙の文面は、幸せそうな情景を思えるもので。
だから、戻って来て欲しいとは、不思議と思わない。
「やっぱ、スフィンクスは置いて行ってもらうべきだったかな……」
ぼんやりと、呟く。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
455Res/186.80 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 上条「ただいまー」フィアンマ「おかえり!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1362145922/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice