118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/02(土) 03:34:28.40 ID:r9wzDr+t0
京子「血迷ったかひまっちゃん!無理に決まってるって言ったでしょ!楽に死なせてあげるから止まって!」
京子は向日葵をしっかり狙う。向日葵は京子の視界を片目でジャックしながら近づく。京子の狙いがわかればある程度銃はよけれるはずだ。
向日葵は京子の銃の照準が合わないようにジグザクに動く。でもいくら相手の視界が見えるからといって銃の弾を避けるのは容易ではない。
京子「お願い!止まってひまっちゃん!!」
パァン!!!
一発目が放たれる。なんと向日葵は奇跡的に銃の弾を避けることに成功した。だが、体勢を崩してしまい、的となってしまう。
パァン!!!
二発目、今度は向日葵の右肩にしっかりヒットした。向日葵は肩を抑え後ろに大きく仰け反る。だが、止まらない。京子に向かって走り出す。
京子「止まって!!止まってよぉ!!」ウルウル
京子はこんなことしたくなかった。こんなにかわいい後輩を自分の手で傷つけていると思うと涙が止まらなかった。楽に死なせてやるはずだったのに自ら苦しませている。そんなの自分が一番やりたくなかったことだ。
そんな京子の意思に反し、まだ諦めない向日葵。
パァン!!!
向日葵「うぐっ!!」
三発目、向日葵の胸にヒット。向日葵はその場に倒れこむ。かなり苦しそうな顔をしながら。
京子「ひまっちゃんが・・・ひまっちゃんが悪いんだよ!!早くおとなしくしてよ!!」ポロポロ
向日葵「そういう・・・・・・わけには・・・・・・いきませ・・・んの・・・」
体はもう限界のはずなのにまだ体を起こし京子に近づく向日葵。京子に苦しい思いをさせないという意思が強く働いていたのだろう。
京子「大丈夫だよひまっちゃん!!私が全部やるから!!全部やるからひまっちゃんはおとなしく寝ててよ!!」ポロポロ
涙で視界を霞ませながらも発砲する京子。四発目は腹に当たった。
でも倒れない。フラフラしながら京子に近づく向日葵。向日葵の意思が向日葵の体を動かしているのか。
京子「私だけが苦しい思いをすればいいんだから・・・ひまっちゃんが苦しまなくてもいいんだよ!!」
パァン!!!
五発目。向日葵の胸に命中。さすがの向日葵もその場に倒れこんだ。
さすがにもう動かない。京子は向日葵に近づく。終わらせてあげるために。
近づいてみてわかったがまだ微かに息はあるようだ。どんなに痛くてもどんなに苦しくても死ねない。京子は向日葵を哀れんだ。そして・・・自分も・・・
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