過去ログ - 京子「サイレンの音だ・・・」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/02(土) 01:26:34.86 ID:r9wzDr+t0
そんなことを思っていると目的の人物が来た。予想通りだった。妹の叫びを聞いて駆けつけて来たのだろう。撫子だ。頭に謎の物体が付いていて顔は確認できないが、あの服、あの背丈、あの首の位置、間違いない。撫子だ。首を絞めて土に埋めてやったときと同じだ。何も変わっていない。
撫子はこちらに気付き、すごい息遣いでこちらに向かってくる。向日葵は花子を閉じ込めた部屋にうまく誘導した。そして・・・殴った。

向日葵「ふふふ・・・どうですの?また同じ人間に苦しい思いをさせられる気分は・・・大丈夫ですわ・・・今度は殺したりしませんから。」

言葉とは裏腹に殺す勢いで撫子を殴りつける向日葵。いくら屍人でも抵抗できずその場に倒れこむ撫子。向日葵は花子にそうしたように、撫子も拘束した。

向日葵「ふふふ・・・姉妹揃って同じ人間に同じ格好で拘束されて・・・幸せですか?」

余裕をかましていると開くはずのない部屋のドアが開いた。蜘蛛屍人はドアを開けられない。そもそも頭脳屍人である撫子をこんな状態にしたからもう動けないはず・・・他にも頭脳屍人がいたのか?答えはすぐにわかった。

櫻子「ひま・・・わりぃ・・・」

向日葵「う・・・うそ・・・・・・櫻子・・・?」

見間違えるはずがない。13年間一緒にいた親友だ。あの癖っ毛。あの子供っぽい声。櫻子だ。

向日葵「そ・・・そんな・・・・・・」

撫子と花子に夢中になっていた向日葵は櫻子のことを忘れていた。いや櫻子のことを考えている暇はなかった。だが、心のどこかで櫻子は無事、いつかどこかでふと会えると思っていた。
確かに会えたが・・・会えたが・・・

向日葵は何も考えれず衝動的に櫻子も花子や撫子と同じく拘束した。

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