3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/02(土) 20:17:36.75 ID:3lewGuBR0
---衛兵宿舎隊長の部屋---
隊長「お前が勇者とはねぇ・・」ファサ
勇者「やっぱり女だったんだね。兜越しじゃ分かりにくい」
隊長「何かおかしいか?」
勇者「ぃやまぁ声でそうなのかなと」
隊長「フン国王の前ではガチガチだったクセに」
勇者「王族は慣れてないんだ」
隊長「さて?どうする?勇者・・殿」
勇者「ん?なんか嫌味っぽいな」
隊長「私はまだお前を勇者とは認めて無い」
隊長「でも勇者の面倒を任された」
隊長「これはどういう状況か分かるか?」
勇者「なるほどそれで話し方が違う訳か」
勇者「最初は勇者に対してガチガチだったって事ね」
隊長「ちがっ!」
隊長「フン!失礼致しました勇者殿!明後日は武闘会ですがこれから如何致しましょう!」
勇者「ハハ普通で良いよ」
勇者「僕より10歳くらい上って感じかな?」
隊長「・・・」ギロリ
??コンコン
隊長「誰だ」
??「荷物をお持ちしました」
??「勇者殿の荷物と執政より預かり物を届けに参りました」
隊長「入れ」
??カチャリ
精鋭兵「こちらになります」ドサ
精鋭兵「それから隊長殿へ執政殿からの書状を預かって来ました」パサ
隊長「ご苦労!下がってよい」
隊長「それから要らぬ噂は立てぬ様にしろ」ギロ
精鋭兵「ハッハイ」バタン タッタッタ
隊長「・・ということだ勇者。開けてみろ」
勇者「これは・・」ガサリ スラーン
勇者「ロングソードか・・後は」ジャラリ
隊長「汎用武器と金貨一袋・・気前の良い事だ」
隊長「装備は自分で買えって事だな」
隊長「王様は勇者の扱いを分かっているらしい」フフ
隊長「適当に金を用意してさっさと旅立てという事だろうな」
勇者「それでもありがたいよ」
隊長「さてどうする?」
勇者「武闘会の事を少し聞きたい。正直自信が無い」
隊長「武闘会参加者は国中の猛者が・・・そうだな50人程集う」
隊長「トーナメントで8人選出するまでは規定の装備にて行う」
隊長「8人が揃った後の装備は自前で構わない。ここからが本番だ」
隊長「最後まで勝ち残れば金貨と従士の称号を得る」
隊長「因みに私は既に従士だ。武闘会には審判として参加する」
勇者「勝ち抜き戦ということは体力勝負か・・」
隊長「フフ楽しみね」
隊長「自前の装備で闘う場合死ぬ事もあるから気をつける事ね」
勇者「装備が心もとないな」
隊長「そのようだ」ジロジロ
勇者「よし!防具屋に案内してくれないか?」
826Res/797.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。