過去ログ - 球磨川『僕は悪くない』 まこ「いや、どう考えてもおんしのせいじゃろ」
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30: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/03(日) 21:59:53.06 ID:Scm28Ur3o
まこは対局が始まってから、球磨川の動きを一挙動足りとも見逃すまいと集中していた。

まこ(こん人は一瞬でも目を離すと何をしでかすかわからんからのう。……牌山に乱れもないし、今のところ異常はないようじゃな)

久「なんとかって……、あと一人、当てがあるの?」

問いかけに、球磨川はへらへらと笑いながら、さあどうだろうねなどと言う。
久は思案する。
彼に関する噂を信じるのならば、彼に何かを頼むというのは愚かしい行為だ。
目の前の彼は、全てを有耶無耶に、滅茶苦茶に、どうしようもなく駄目にしてしまうそうなのだから。
でも、たった一人で麻雀部を立ち上げてから、ずっとずっと、三年間焦がれていた団体戦。
もし出られるのなら……。
久は、絶対に団体戦に出ると誓った、あの日の純粋な想いに従うことにした。

久「もし、何か手があるというのなら是非ともお願いしたいわ、球磨川君」

球磨川『任せてよ。今や僕も清澄高校麻雀部の一員だ。やっぱり仲間っていうのは助け合っていかないとね』

球磨川の言葉にまこは眉をひそめる。
彼は絶対にそんな人間ではない。
人の想いにつけ込み踏み込み利用して踏みにじった挙句、何も得をせず、周りを巻き込んで破滅する、そんな男だ。

まこ(……我ながらどうして付き合いが続いているかわからんのう)


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