過去ログ - シャットアウラ「ここは……」冥土帰し「病院だね?」
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17: ◆ZgrUZfIj..[sage saga]
2013/03/05(火) 00:41:31.91 ID:xB50NdzB0

「御坂さん、そういえば、鳴護アリサさんってどうなったんでしょうね」

こうやって集まるのも数週間ぶりだったが、懐かしいなんて雰囲気は無かった。
超電磁砲……御坂美琴は唐突に話題を振られて少し焦った。
鳴護アリサはどうなったのか。御坂はそれを知らなかった。上条も教えてくれないし。

「ごめん、良く知らないの」

「まぁそうですよね。いやぁ最近、『助けてカブトムシさん』とか『その幻想をぶち殺す!』とかの都市伝説が流行ってて」

御坂は一瞬耳を疑った。『その幻想をぶち殺す』。そのフレーズはどこかで聴いたことがあって……
横からノートパソコンのキーボードを叩いている初春が解説する。

「助けてカブトムシさんは一端覧祭前後にとある幼稚園が発祥となり広まったそうですね。その幻想をぶち殺す!はロシアの学園都市の特殊能力研究機関が発祥となった
噂ですね。なんでも『その幻想をぶち殺すさん』は世界でもかなり希少な能力らしくて、学園都市を何度も救ってきたヒーローと。本当に実在するかは知りませんけどね」

御坂はそれが誰かを知っていた、上条当麻という人だ。
『幻想殺し』という世界で一つしか無い能力を持ちながら、勇敢に巨大な敵に立ち向かっていく。
学園都市を何度も救ってきた、というのは本当だろう。実際、エンデュミオンの事件も上条当麻が居なければどうなっていたか分からないし第三次世界大戦に終止符を
打ったのも上条だ。
御坂は純粋に上条を尊敬している。

「でね、御坂さん。私はこれから学園都市のヒーローってのを調べたいと思うんですよ!」

「佐天さん……貴女はまたそのような与太話を……」

「白井さんにはロマンがないなぁ、なんかこうヒーローって憧れるじゃないですか」

「わたくしはヒーローなど興味がありませんの。というよりヒーローって聴くとあの類人猿を思い出してしまうのはわたくしだけでしょうか?あらおかしい」

「類人猿?」

「なんでもありませんの」

かくして、佐天とその愉快な仲間たちの『その幻想をぶち殺す!』探しは始まる。
一方、その元ネタとなっている上条当麻は同居人のインデックスとフロイライン=クロイトゥーネの目の前で正座させられていた。

「で?帰りが遅くなった理由はなんなのかな?」

「実は……スキルアウトたちに追い掛け回されて気がついたらもう日暮れ前だったという事でございまして……」

「ふろいらいん!」

「わたしが、当麻を、やればいいの?」

「ま、まてフロイライン!学習能力の良いお前なら判るはずだ!な?インデックスの口車ァーっ!」

フロイラインの無差別攻撃が始まった、
全身に謎の攻撃が規則的に上条を襲い、右手を大きく振ると破壊音がなった。
その瞬間に攻撃は止み、上条は溜息をついた。



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