過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 玄「5冊目だねっ」 ※阿知賀成分
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44: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/03/10(日) 03:19:37.29 ID:rh3EJ+/t0
憧「……じゃ、じゃあ」

憧「あ、あそこも?」アセアセ

京太郎「あそこって?」

憧「な、なんでもないっ!」プイッ

憧「うう……私にとって一生の不覚」

京太郎「まぁまぁ、そんなに落ち込むなって――うん」

憧「誰のせいだと思ってんのよっ!」

京太郎「ま、まぁ、たしかに」

京太郎(ノートを読んじまったこともそうだけど)

京太郎(……それ以外にも、色々な意味で俺のせいでもあるんだな)

京太郎「――た、ただ」

京太郎「えと、なんだ、ああいうことノートに書くのは――」

憧「わ、分かってるわよっ!」

憧「私だって、好きで心が震えてるわけじゃ――」

京太郎「え?」ピクッ

憧「……あ」ハッ


憧「……」テクテク

京太郎「……」テクテク


京太郎(その後、部室に着くまで俺たちは一切会話をしなかった)

京太郎(リノリウムの床に響く、お互いの足音だけが耳に残っている)

京太郎(――そして)

憧(あれ、京太郎に見られたってことは、私の考えがばれたってわけで、それはつまり、あれ、どういうことに――)カァァ

京太郎(歩いている時、憧は顔から足に至るまで、身体中を真っ赤に染めていた)

京太郎(多分、俺もそうだっただろう)

京太郎(……どーすんだよ、これから)ハァ


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