過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 玄「5冊目だねっ」 ※阿知賀成分
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◆OtZIp/YaIxCt
[saga]
2013/10/11(金) 00:19:49.21 ID:qgLR1AdM0
――数年前・公園
京太郎「……」
咲「……」ズーン
京太郎「――おい、宮永」
咲「――!」
京太郎「……なんだ、その」
京太郎「先生に、ラノベ取り上げられたからってそんな――」
咲「……す、須賀くんにはっ!」ズイッ
京太郎「わっ!?」
咲「……」ハッ
咲「す、須賀くんには、わからないよ……」シュンッ
京太郎(ビックリした。こいつがこんなに大きな声をぶつけてきたこと、あったっけ?)
咲「――は、恥ずかしい」
京太郎「まぁ、あれはなぁ……」
京太郎(まさか、クラスの女子中学生が『ロ○きゅーぶ』読んでるなんて、きっと誰も思わない)
京太郎(というより表紙だけ見て、先生固まってたな……)
京太郎「――なに? お前、バスケしたいの?」
咲「し、したいわけないでしょ!」ズイッ
京太郎「うおっ!?」
咲「……」ハッ
咲「――わ、私、『文学少女』なんだから」シュンッ
京太郎(文学少女はそこまで挙動不審じゃないんだよ……)
京太郎「……とりあえず、だ」
京太郎「そんなにいきり立ってると、何かと暑くないか?」
咲「い、いきり立ってないもん……」
咲「――あぁ、取られるのが須賀くんだったら」ボソボソ
京太郎「え、何か言ったか?」
咲「ひゃっ!?」ビクッ
咲「ううう……ご、ごめんなさい」ウルウル
京太郎「わ、分かったから」
京太郎(なんというか、反応に困るって……そんなすぐに、涙ぐまれると)
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