過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 9クール目【仮面ライダー】
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917: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/03/06(水) 01:58:59.18 ID:u+y5+mD8o

 電話を切って、外に飛び出そうとした。
 その時――であった。

 着信。

 その主は、大星淡。
 いやな予感が――した。


京太郎「もしもし……?」

デネブ『す、須賀か!? 今、淡が大変な事になってるんだ!』


 明らかに慌てた様子のデネブ。
 悪い予感が――的中、している形となった。
 まさか、淡までもが。


京太郎「デネブ、落ち着いてくれ」

京太郎「淡に、何があったんだ……?」

デネブ『カザリとアンクが、包帯の怪人を連れて――こっちに』


 二重の意味で最悪だった。

 心中で毒吐く。
 姿を見せずにいたアンクとカザリが――よもや。
 よもや、淡の襲撃にかかろうとするなんて……。

 しかも、このタイミングで。


 何かの運命を感じる。京太郎を絶望に突き落とそうという運命を。
 いともたやすく行われるえげつない行為だ。
 この世界が総出で――京太郎の周囲に、不幸を撒き散らしに来ているとしか思えない。

 クソッタレ。

 などと言ってもしょうがないが最早。
 今の状況に相応しい言葉は、それしか存在していないだろう。
 本当に――クソッタレだ。


京太郎「とにかく、わかった」

京太郎「何とか逃げられるように、探してく――」


 れ、と言い終わる前に。

 外で、何かが砕ける音が聞こえた。
 まさか――いや、まさか。

 そこまで、最悪は重ならないはずだ。
 それはきっと、セーラの蓄積させたダメージが限界を迎えて。
 岩が自然と、崩壊した――その筈なのだ。


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