36: ◆Q3F88HDBmA[sage saga]
2013/03/06(水) 14:25:18.99 ID:VDJXMF070
[ 現在 ]
高木「あの時の彼には、本当に感謝しているんだ」
高木「本当は、彼は書きたくて、伝えたくて、仕方がなかったはずなのに」
店員「善澤さん、ですか」
高木「…そうだ」
店員「あの方も…彼女のファンでしたから」
店員「だから…書かなかったのでしょう…記者として、ではなく…彼女の、1人のファンとして」
高木「私は…私も、黒井も、本当に…みなに支えてられていたんだな」
店員「当たり前ですよ…あの時のみなさんは、支えたくなるような存在でしたから」
店員「誰も彼もが憧れて、望んで、希望を託して…そんな存在でしたから」
店員「だから…書かなかった」
店員「…今ではもう、彼女の事を知る人もほとんどいません」
店員「今、彼女の事を知っているのは…この店に来る、大物の業界人の方々ぐらいでしょう」
店員「…しかし」
高木「…そんな彼らですら、知り得ない…幻のアイドル、と言われる彼女の引退の…」
高木「私たちだけが知っている…彼女の過去、引退したその理由…私たちの罪を…そして――――」
高木「―――その、真実を」
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