49: ◆Q3F88HDBmA[sage saga]
2013/03/06(水) 14:39:07.59 ID:VDJXMF070
[ 現在 ]
高木「あの時黒井は…冷静でいようとしていたけれど…本当は、彼が1番怒りを抱えていたと思う」
高木「あの頃の私は…常に、彼女と黒井に支えられていてばかりだったのだ」
高木「私は支えているつもりで… …ああ、ああ…」
店員「………」コトッ
高木「すまない…っ、くっ、…はぁ…今日はどうにも…酔っているのかな」カラン
店員「…そういう時も、ありますよ」
高木「そう言われると…君が悪いわけではないけれど…その言葉に、溺れてしまいそうなんだ」
高木「私は…弱い人間だよ」
高木「その言葉に溺れて…私は、自分を見失いそうになる」
高木「いつか自分の罪を、正当化しそうで、怖いんだ…何も感じなくなってしまう、その時が」
高木「私は…どうしたら、あの時…彼女を救えたんだろう」
高木「あの時…私が、もっと…黒井のような、強い人間であったなら…」
高木「そう考えだすと…後悔が、思い出が…ずっと頭を巡るんだ…いつまでも、ぐるぐると」
高木「ああ、私は――――」
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