過去ログ - 【咲安価】　京太郎「……変、身ッ！」　１０クール目【仮面ライダー】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】　京太郎「……変、身ッ！」　１０クール目【仮面ライダー】

↓ 1- 覧 板 20

389:１ ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/03/07(木) 05:54:57.98 ID:XDyF199ko

　その対価として。
　彼は――最期の最期で、正気を得た。

　己の元に来た、オーズ。
　タジャドルコンボを見上げて、それに鍵とロストドライバーとメモリを手渡す。

　ウェザーメモリ。
　最後に彼が用いた、財団Ｘの男から渡されたガイアメモリ。
　本来ならば、試作品である為に。
　マキシマムドライブを放ったのならば、遠からず砕けてしまうであろうメモリ。

　しかし、今回。

　その使用者が過度にダメージを負っていて、メモリ自身か、或いは使用者が制限したためか。
　そのメモリは、砕けていない。
　京太郎に手渡された。

一太「……ご、めん」

一太「君の手を、汚させることに……なって、しまって……」

一太「自分で死ぬ、勇、気が……なかったん、だ……」

一太「でも、君は、気に……やまないで、ほ、しい……」

一太「元々僕は、長く……なか、った……」

一太「メモリの、どくそで……命が、縮まって、いた……」

一太「だから、ちゃん……と、言う……なら、きみが、ぼくを殺した……わけじゃないから」

一太「むしろ、きみはぼくを、助けてくれた……」

　その言葉通り。
　一太の全身を、生体コネクタが覆う。
　黒ずみ、まるで焼け焦げたかのように――人である部分が失われていく。

一太「もうひとつ、きみに……迷惑をかけてしまう、んだけど……」

一太「僕の代わりに、やって貰いたいことがある、ん、だけど……いいかい……？」

一太「掴まった、うちの学園の、せいとを……」

一太「新、道寺からきた……彼女たちを、たす、けて……あげ、てほしいんだ……」

一太「おねがいしても、いい……かな……？」

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/665.75 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ