過去ログ - 咲の登場人物であるところの染谷まこに関する千夜一夜物語
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17: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:33:26.84 ID:6H/L0faPo
@秘密

いつものベンチに腰掛ける。
僕が彼女の秘密を知ったのは三日前。
それでも僕は彼女の友人であり続けた。
以下略



18: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:33:53.73 ID:6H/L0faPo
@なぞなぞ

上は緑、真ん中は水色、下も水色、その中は白、これなーんだ。
最初は取り合ってくれなかった染谷先輩も、127回目の問いかけでようやく放っておいたほうが鬱陶しいという事実に気づいたようで、なんじゃろうなと考え出した。
しばらく悩んでも答えは出なかったようだ。
以下略



19: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:37:04.00 ID:6H/L0faPo
@ことば

1/8

僕が書生としてこの地に来てから、半年が過ぎた。
以下略



20: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:37:30.39 ID:6H/L0faPo
2/8

店名が書かれた看板。
天の頂と読める。
ここが目的の雀荘であるようだ。
以下略



21: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:37:57.73 ID:6H/L0faPo
3/8

「この服ですか?」

僕の反応は珍しいものではなかったようで、彼女は慣れた様子であった。
以下略



22: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:38:23.81 ID:6H/L0faPo
4/8

「麻雀、あまりお強くないのですか?」

僕達の間では負けた者がゲーム代を持つという取決めができており、となれば当然負け続けている僕が精算の担当となる。
以下略



23: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:38:50.16 ID:6H/L0faPo
5/8

彼女といえば、郷里は遠く広島なのだそうだ。
国訛りが抜けぬらしく、標準語で話そうと努めてはいるものの、ふとした拍子に出てくるそうな。
国訛りが出ると慌てて標準語で言い直す彼女は可愛らしく、それを指摘したときに、ぷくりと頬を膨らませ拗ねる素振りを見せる様などは、もはや筆舌に尽くし難い。
以下略



24: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:39:17.42 ID:6H/L0faPo
6/8

いくつかの店を冷やかし、評判の庭園を散策していると、雲に朱が混じり始めた。
もう夕暮れも近い。

以下略



25: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:39:45.00 ID:6H/L0faPo
7/8

どくんと心臓が跳ね上がる。
彼女が、誰かの元へ。
鼓動は際限なく速く強くなり、耳に痛いほどだ。
以下略



26: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:40:12.03 ID:6H/L0faPo
8/8

後日、友人達と天の頂へと足を運んだが、すでに彼女は郷里へと旅立っていた。

僕は彼女を思い出す。
以下略



27: ◆nWvtlcp.cc[saga]
2013/03/07(木) 00:40:51.00 ID:6H/L0faPo
@ 幸福な日々

僕はひょっとして染谷先輩に好かれてはいないんじゃないかという衝撃の事実を思い立ち、いてもたってもいられなくなって、ベランダで日向ぼっこをする染谷先輩のもとへ向かった。
染谷先輩、染谷先輩、染谷先輩!
染谷先輩は僕のこと好きですか?
以下略



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