過去ログ - 青空の下、ゾンビ少女たちのダンスホール
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11:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:20:19.04 ID:BMXPz0Bdo
「…ほんとに外だわ……!ああ、疑ってごめんなさい、セリム!」

もうひとり、少女の声。こちらはセリムと呼ばれた少女よりはいくばくか幼い声である。


以下略



12:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:22:52.39 ID:BMXPz0Bdo
「きゃああああああっ……!?」


蜘蛛の少女が気づくと同時に、先ほどのもう一人の少女が悲鳴を上げる。

以下略



13:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:31:17.56 ID:BMXPz0Bdo
しかし、一人ではないのだ。肩を寄せて抱き合っているうちに、


ミズホ「もう、大丈夫よ…」

以下略



14:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:33:32.85 ID:BMXPz0Bdo
扉の吹っ飛んだ、直方体の中。

その中はすぐ階段の踊り場であり、薄暗かった。窓が無いのだ。

冷たく堅いコンクリートの床に座り、ミズホは口を開いた。
以下略



15:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:37:46.65 ID:BMXPz0Bdo
セリムはおもむろに左側頭部の金色の髪をかきあげる。

セリムのショートカットの黒髪は、左耳があるはずのところで異様にふくらみ、金色の長髪に変わっていた。

かきあげたその中には、少女の顔。瑕ひとつ無い、美しい少女の顔があった。
以下略



16:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:39:10.66 ID:BMXPz0Bdo
セリム「そんなわけにはいきません。あなたのことは私には分からないんですから」

フィリア「はぁ、分かったわよ。……はじめまして。私はフィリア。気づいたらこんなところに移植されていたわ」

セリム「こんなところとは何ですか?フィリアさん、あなたの顔面殴るのは痛くないってさっき分かっちゃったんですからね」
以下略



17:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:44:15.19 ID:BMXPz0Bdo
ミズホ「私の名前はミズホ。よろしくね。プーケ、貴女はその……、記憶、何か思い出せるかしら?」

プーケ「ん……さっき、名前と一緒に、その」

ミズホ「どうしたの?」
以下略



18:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:45:39.76 ID:BMXPz0Bdo
少女たちは皆、名前と一緒に断片的な記憶をひとつ思い出している。

それは、破局の記憶。

血の海の中、自分は立ち尽くしていた。周りに散らばるのは、とても大切だったヒト。
以下略



19:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:51:47.43 ID:BMXPz0Bdo
諸々自己紹介―――といっても殆どはここまでの経緯だったが―――を終え、セリムは言った。


セリム「プーケさん、ミズホさん、私達、これからどうしたらいいんでしょうか?」

以下略



20:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:53:33.14 ID:BMXPz0Bdo
ミズホ「大丈夫よ、プーケ。私達が一緒なら、何も怖いことはないわ」

セリム「とはいっても、このまま何事も無く進めるとはいえませんよ。何か、身を守るものがあればいいのですが」

ミズホ「そうね、危険でないはずが無い。覚悟はしてるわ。」
以下略



21:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/08(金) 13:55:52.54 ID:BMXPz0Bdo
>>20
最初の行はなしでお願いします……

用事が入ってしまいましたのでちょっとストップさせて下さい


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