過去ログ - 青空の下、ゾンビ少女たちのダンスホール
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44:NC ◆pJfUcGPPU.[sage saga]
2013/03/15(金) 15:34:25.69 ID:dcHKWNz+o
人の匂い、とでもいうのだろうか。

目覚めてから生きた人間と触れていないせいか、少女たちにはそれらの放つ生気のようなものがはっきりと感じ取れた。

突き動かされるように、中を探索する。



少しさかのぼって上階での、自己紹介の折。
セリムは、少し沈んだ口調で呟いた。


セリム「……プーケさん、ひどい目に遭ってたんですね」

プーケは自らの脚を隠すように左手を動かし。

プーケ「ん……でも、みんなはどうなの?自分の体が変になっていること」

ミズホ「私は目だけだからさほど気にならなかったけど……セリムははじめて会ったときはびっくりしたわよ」

セリム「わたしは、全然気にならなかったんです。フィリアさんも、割と早めに順応してました」

プーケ「そっか……わたし、何でこんな脚になっちゃったんだろう」

ミズホ「誰かが私たちの体を弄った、としか考えられない。人工物なんて、自然につくものじゃないわ。……それに」

セリム「それに?」

ミズホ「わたしたちは、“生きて”いるのかしら?」

セリム・プーケ「「!」」



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