3: ◆CwzTH05pAY[saga]
2013/03/07(木) 23:23:57.77 ID:IvaGbYZyo
しばらくして全員が揃い、部活が始まった。
卓を見ると私以外の女子4人が麻雀を打っている。
今年の女子1年生は粒揃いだ。
東場の火力はピカ一の片岡優希。
インターミドル女子チャンプ、デジタルの申し子である原村和。
そして、宮永咲。
彼女を連れてきた須賀君には感謝をせざる得ない。
この宮永咲を徹底的に鍛え上げれば、全国に手が届くと思う。
思わず胸が高鳴った。口元に笑みが浮かぶのを止められなかった。
ちなみに須賀君はパソコンに向き合ってネト麻に勤しんでいる。
彼の雀力は他の5人と比べると大きく劣る。
まぁ、最近ようやくルールを覚えてきた段階なので無理もないのだが。
そんな彼と打ったところで他の5人が得るものは、正直ほとんどない。
むしろ彼の打ち筋にいろいろと突っ込みが入り須賀君のお勉強タイムになってしまう。
デジタルから外れるそれが許せないのか、はたまた意外と教え魔な性格なのか、和などは特に熱心に教え込んでしまう。
だが、それはまずいのだ。
私はこの麻雀部で実績らしい実績を残していない。
この3年生の夏が最後のチャンス。
私は「一生懸命やりました。でもだめでした」で終わるのは御免だ。
やるからには、何かひとつ確かなものが欲しい。誇れるものが欲しい。
だから、正直須賀君の指導に時間を割いている場合ではないのだ。
もっともらしい理屈をつけて、彼にはネト麻を中心に打ってもらっている。
そのことについて咲は何か言いたげだったが、ありがたいことに本人が進んで了承したため言い返せなくなっていた。
少なくとも夏が終わるまで、私が引退するまでは彼の指導にあまり時間を割く気はない。
彼に恨みがあるわけでもないし、嫌いなわけでもないが、須賀君には麻雀部の礎となってもらおう。
私はそう考えている。
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