158: ◆wPpbvtoDhE[saga]
2013/04/04(木) 04:01:05.74 ID:qY/jxUU60
マコ「・・・!・・・」
速水「撃て!!撃ってみろ!!」
速水「二人を殺したように!!私を殺っ―――――――!」
―――――ズチュッ!!!
速水「かッ!?・・・・ぁ゛!!」
何処からともなく飛来した刀の切先が、凄まじい勢いで速水の首筋を貫通した。
肉を軽々と突き抉る音が夜闇に吸い込まれる。
マコ「な・・・!?」
一瞬前まで叫んでいた速水の剣幕に圧され、全く気付けなかった。
吉野「ダメだよ、マコちゃん?」
マコ「よっ、吉野っ!?」
裂傷は過不及無く治ったのか、血に塗れた顔を顰めながらも、こちらへ歩を進める。
一方、頚動脈から声帯を串刺しにされた速水は、叫び声をあげることすらままならず、突き破られた双方の傷口から血液が滴っていた。
吉野「手早く殺らないと、次が来ちゃうし」
吉野「それに、こーいうのは私の・・・」
バキャッ!!
速水「きゃ・・・ぱッ・・・・」
ゴトッ・・・・ブシュゥウッ!!
マコ「っ〜〜!!」
突き刺さった刀の柄を狙い、吉野は横向きに蹴りを放つ。
当然の如く、鋭利な刃は時計回りに回転し皮膚、動脈、あらゆる筋を裂き脊椎ごと斬り砕き・・・・・速水の首は転げ落ちる。
膝をついたままの胴体、その斬り裂かれた首の根元からは、岩清水のように流血が湧く。
吉野「・・・役目だから、さ」
168Res/158.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。