162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ saga]
2013/04/07(日) 22:48:55.39 ID:6YbJELYR0
カナ「チアキ!!」
内田(あっ・・・!)
“チャキンッ・・・!”
内田「っう!?」
チアキ「動くな・・・!」
二人が吹き飛ばされてから僅かの間を惜しむことなく、カナはチアキに命を出す。
チアキの挙動自体は人並み以下であったが、身近に転げていた刀を手にした途端、機敏な体捌きで白刃を内田の首筋へ沿わせていた。
内田(しまった!!)
チアキ「斬らせないでくれ・・・頼む」
仕手となったその目が語り掛けていた。斬る方法を、知っていると。
カナ「吉野ッ!!出てこい!!」
チアキ「待てカナ!お前が内田を拘束してろ!」
カナ「え・・・?」
内田「きゃっ!」
投げるかのように乱暴に寄越された内田を、カナは腕を捻り上げて盾とした。
チアキは自由となった掌を柄に戻し型を成す。
チアキ「マコちゃんの能力は“銃”だ。今の私なら銃弾を弾ける!」
カナ「弾くって・・・まさか、その剣」
マコトが吉野側に居たのはやはり、敵となった証拠だった。
チアキ「アツコちゃんの能力が・・・宿っている」
カナ「クソっ・・・!」
悲惨な死に様だっただろう。土にうつ伏せとなった二人の遺体が言わずとも伝える。
まさか・・・・・こんなことに、なるなんて。
カナ「出てこい吉野ッ!!内田は人質だ!!」
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