過去ログ - 青ピ「僕はただの変態やで?」絹旗「そんなことは超分かってます」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/10(日) 01:48:21.13 ID:fbGeCcdI0

「超うるさいですフレンダ。私はC級映画も超チェックしてます。大体フレンダだって超サバ缶ばっかりじゃないですか」

「俺からしてみると三人共一緒だけどな」

「「「黙れバカ面」」」

「相変わらずの罵倒なこって……」

「超キモいですよ。どうせ私達の罵倒でハァハァしてるんですよね?超分かってます」

「誰がするかよ。俺はMじゃねぇ。つか、俺には滝壺がいるし」

「出たよノロケ。滝壺は浜面のどこがいいんだか……」

「はまづらはかっこいいよ?たまに変態さんだけどいつも優しくしてくれるし」

「結局、彼女にまで変態って思われてる時点で終わりな訳よ」


いつものやり取り、いつもの談笑。

闇に住む彼女達(+野郎)にとって、こよファミレスは至福の一時となっていた。


「ところで麦野、今の電話の人って一ヶ月前に変わったんでしたよね?」

「そうよ。それがどうかしたの?」

「いえ、その辺から麦野が電話掛けるのを超面倒臭がってるなと思っただけです」

「あ〜、分かる? そうなのよね……。相手がびっくりするくらいの変態でさ〜」

「電話で分かるレベルの変態って超どういうことですか……」

「変な話し方の野郎なのよ。あ〜あ…。あれなら前の電話の女の方が良かったわ……」


前の電話の女。

元々アイテムの連絡係は女だったのだが、一ヶ月前にその女がその仕事を降りたのだ。

理由は明かされていないが、電話の最後に『上にとって都合のいい入れ替え』と言っていたことから学園都市の闇に関する重要な人物が来ると麦野は予想していた。

が、いざ最初の電話で会話してみると出てきたのは先程の関西弁男。

期待外れもいいところで、重要な人物どころか、学園都市の闇に関わっているのかすら怪しい。

いや、アイテムの連絡係という時点で既に闇に関わってはいるのだが。

とはいえ第一印象だけで決めつけるのはよくないと麦野はしばらくはその男について調べまわったのだか、それは徒労に終わった。

別にただの少年だったとか、どうしようもない変態だったとか、そういうのではない。

ただ単に情報が手に入らなかったのだ。

何一つ、欠片すら。

疑問こそ出てきたものの、手掛かりすら見つけることの出来なかった麦野は男の正体を調べることを止め、ただの連絡係として関わることに決めたのだ。

当然調べたことや男に関しての疑問は他のアイテムメンバーに明かしていない。

そっちに時間を費やしてしまって本業の方を適当にされても困るし、本当に重要人物だった場合、他のメンバーであれば殺されかけない。

麦野自身はレベル5の第五位と並々ならぬ自信があったので単独で調べただけの話。

まぁ麦野の予想通り、この男は学園都市において重要な位置にいるのだが……麦野はそんなことを知る由もなく、目の前のシャケ弁に舌鼓を打つのだった。




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