過去ログ - ヴォルグ「半額弁当？」佐藤「北欧の狼？」 -SS速報VIP

過去ログ - ヴォルグ「半額弁当？」佐藤「北欧の狼？」

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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:16:51.91 ID:f8xINXjq0
　しかし問題が腋のラインに及ぶとなると少し話は難しくなる。

　腋のライン。

　腋のラインである。

以下略

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:21:21.62 ID:f8xINXjq0
佐藤「…………」

　考えろ。

　僕は男、矢部君も男。

以下略

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:24:42.60 ID:f8xINXjq0
　人種の違いによる肌の色の違いで、当然国ごとの女性の腋の趣きは変わるが、僕にはそれが些細な問題だとしか思えなかった。

　僕は矢部君に理解を示そうと思考して尚、沈黙した。

　安易な肯定を許さない程、矢部君の主張と僕の感性には隔たりがあったのだ。

以下略

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:27:21.88 ID:f8xINXjq0
　性癖というものは人それぞれ。
　十人十色。
　みんな違ってみんな良い。

　理解者を求めおかしな性癖を痛々しく吐露した友人を慮り、僕は『いや、腋なんてどこの国の女も同じだろ』という言葉を飲み込んだ。

以下略

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:30:11.09 ID:f8xINXjq0
矢部「な……あ……！？」

　愕然とする矢部君。
　その表情を見、僕は僕で矢部君が『ロシア美女の腋の美』にそれほどまでに入れ込んでいるのかとドン引きしていた。

以下略

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:32:32.37 ID:f8xINXjq0
佐藤「口だけでそんな事言われても、ね？」

矢部「――――ッ！！」

　矢部君は自分のミスに気がついたようだ。

以下略

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:36:31.90 ID:f8xINXjq0
＊＊　＊＊　＊＊

　結論から言わせてもらえば、ロシア美女は最高だった。

以下略

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:39:32.84 ID:f8xINXjq0
佐藤・矢部「「！？」」ﾊﾞｯ！

　突如背後から聞こえた女の声。

　向かい合い握手をしたまま、僕たちは観音開きの扉のように振り返った。

以下略

16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:41:47.06 ID:f8xINXjq0
　僕の体感ではせいぜい2、30分しか経っていないように感じていたのだが……。

矢部「くっ……！」

　矢部君がきつく目を閉じ時計から顔を背ける。

以下略

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:44:57.93 ID:f8xINXjq0
矢部「ああ……！」

　矢部君がなんとも言えない声を漏らす。

　無理もない。自身のロシア美女画像コレクションを、リアル西洋美人の著莪に見られているのだから、その心中は察するに余りある。

以下略

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 04:47:34.61 ID:f8xINXjq0
佐藤「しゃ、著莪！もういいだろ？行こうぜスーパー！」

著莪「ん……だな。行こうか」

矢部「…………」

以下略

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