過去ログ - みどり「ずっとたまこの事が好きだったの」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:22:04.34 ID:cy6drAE/o

でもそれは最終手段に取っておきたい。

出来れば自分でやりたいと思った仕事に就きたいし。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:24:06.11 ID:cy6drAE/o
そういえば、私は結局たまこに告白出来なかったなぁ。

一時期は大路に取られないか心配で夜も眠れなかったけど、結局大路も私と同じで告白出来ずにこんな時期にまでなってしまった。

そのお陰で、たまこはまだ独り身。しかし大路は向かいの家で私よりも幼馴染としている時間が長い。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:26:15.72 ID:cy6drAE/o

かんなは私の事をずっと応援して来てくれている。

ジレンマに陥って動けない私の事なんか、さっさと見限ってくれたらいいのに。そしたら気が楽なのに。

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:28:01.45 ID:cy6drAE/o
 
――――――――――――――――――――――――――――――

ここの通学路は桜並木で、春になるととても綺麗だ。

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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:31:19.29 ID:cy6drAE/o

今はこの場から離れたくない。なんて思ってしまう。

このまま学校に行って、卒業式が終われば、私達は高校生じゃなくなって、それぞれの道を歩むのだ。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:34:04.37 ID:cy6drAE/o

私達は特にとりとめも無い会話を交わしながら、桜並木の通学路を歩いていく。

史織「この通学路ってよく見たら、凄い綺麗だよね」

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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:36:20.53 ID:cy6drAE/o

そうこうしているうちに、私達は学校に辿りついた。

校門のすぐ傍には、「卒業式」と丁寧に書かれた看板が置いてある。

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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:38:48.39 ID:cy6drAE/o
教室に入ると、まず飛び込んできたのは「卒業おめでとう」とカラフルに彩られて黒板の中央に大きく書かれた文字。

そしてその周囲に可愛くあしらわれた絵や、誰かに対する誰かのメッセージがある。

教室で皆は、思い思いの相手と話している。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:41:44.78 ID:cy6drAE/o
私達はそれぞれ黒板の前に立って、他の人が使って磨り減ってしまったチョークを持つ。

私は緑色、たまこは白色、かんなは黄色、史織は紫色。

意識してるのかどうか分からないけど、それぞれ好みが出てて面白いと思う。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:44:25.80 ID:cy6drAE/o
私の隣では、かんながかなづちの絵を描いていた。

さらにその隣の史織は、紫色の可愛い兎を描いていた。

……私は何を描こう?
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 14:47:55.84 ID:cy6drAE/o
私達は、各々が黒板に描いたものを眺めていると、突然ドアが騒々しい音を立てて開いた。

そこに立っていたのはいつもと違って、スーツ姿の八木先生だった。

八木先生は、たまこ達が2年生だった時の担任で、たまこ達から見れば持ち上がりの担任だ。
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