過去ログ - みどり「ずっとたまこの事が好きだったの」
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◆B4MtamakoQ
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2013/03/16(土) 10:43:39.25 ID:8s22fRIAo
私は王子になってしまったことを心から後悔した。
先生に辞めたいと言うと、『一度自分から言ったことだから最後までやり遂げてみなさい』と突っ返されてしまった。
以下略
80
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:45:11.97 ID:8s22fRIAo
本番が近づくと、衣装係が作った衣装がそれぞれに配られた。
私の衣装は、布を合わせて作られたカラフルなダブレットに、セロハンで作られたマント。
以下略
81
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:46:31.30 ID:8s22fRIAo
たまこ「王子様は強いんだから、泣いちゃだめなんだよ? 頑張って?」
たまこは私に笑顔を向けたまま、そう言った。
そんな言葉に私は奮い立たされてしまった。まさしく王子様みたいに。
以下略
82
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:47:53.51 ID:8s22fRIAo
ブザーが鳴って、ステージの幕が開く。
以下略
83
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:48:46.49 ID:8s22fRIAo
お姫様の服装は、薄いピンク色をしたドレスで、頭には綺麗なティアラを付けていた。
このティアラはクラスメイトが持っていたものを拝借したらしい。
以下略
84
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:50:07.18 ID:8s22fRIAo
幕から語り手が出てきて、ことのあらましを話す。
「お姫様は13人目の魔法使いの手によって100年間の眠りにつきました。13人目の魔法使いはお姫様の眠る城に誰も入れないようにと、城を茨でいっぱいにしました」
「そして、時は流れて100年後。隣の国の王子は、その噂を聞いて城へとやってきたのです」
以下略
85
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:51:09.20 ID:8s22fRIAo
場面が変わり、洞窟の中。
「魔法使い!」
「誰だ……」
以下略
86
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:52:25.68 ID:8s22fRIAo
また場面が変わり、城の中。
お姫様は豪華なベッドの上で眠っている。
私はお姫様にキスをしなければならない。
以下略
87
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 10:53:26.99 ID:8s22fRIAo
劇が終わった後、お姫様は私に話しかけてきた。
たまこ「みどりちゃん!! すっごい上手だったよ! 本当に王子様みたいで私憧れちゃった!」
憧れの存在が私に憧れてくれた瞬間だった。
以下略
88
:
◆B4MtamakoQ
[saga]
2013/03/16(土) 16:50:43.09 ID:8s22fRIAo
懐かしい。思えばこのときから私はかっこよくあろうと決めたのだ。
結果的に私は小学校の頃とは見違えるほど明るい性格になった。
以下略
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