過去ログ - 【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 セーラ「変身!」 12クール目【仮面ライダー】
1- 20
987: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/03/13(水) 23:43:45.63 ID:6HKtfR/Vo

 示される三つの目標。
 一つ、ビレッジ――財団Xから支援を受けるクオークス研究を行う場所。江崎仁美がいる。
 二つ、財団Xの施設――ここでメモリの研究や実験を行っているらしい。安河内美子がいる。
 三つ、ガイアメモリ精製所――ミュージアムがガイアメモリの作成を行っている。花田煌がいる。

 ここを今夜のうちに滅ぼし、三人を救い出す。
 彼女たちの悪夢を終わらせる。
 財団Xの希望を破壊し、その欲望に終止符を打つ。
 奴らが見ている願いなんてくだらない欲望に塗れた夢を――粉々にしてやる。

 人員の配置、考えられるとしたら三番目――テラーの相手はセーラ。
 そしてどちらに居るか判らないが、あの加頭の相手は哩。
 それから、そのどちらかのフォローまたは残った施設を襲撃するのが憧。
 こう考えるべきだろう。

 小蒔と淡、まこは備えだ。
 勿論、京太郎自身の分身の一人を残していくというのは確実であるが、
 距離の関係上、ともすればこちらを解除する必要と言うのも出てくるだろう。
 ガタキリバは決して無敵ではない。
 あまりに長引きすぎたのなら、
 全てが京太郎で在りながら京太郎ではないという状態に耐えきれず、精神が崩壊してしまう危険性を孕んでいるのだから。

 その線で、小蒔を説得する。
 しぶしぶながら、彼女は頷いてくれた。


京太郎「さて……って事で、この面子で襲撃をかけます」

京太郎「目標としては速やかな新道寺部員の救出。可能ならば財団X及びミュージアムの無力化」

京太郎「手段は問いません。ですが、自分の身の安全は確実に考えてください」

京太郎「全員――新道寺の皆さんも合わせて全員がこの場に還って笑いあう事」

京太郎「それが、俺たちの勝利条件です」


 セーラ、京太郎はミュージアムに。
 テラーは新道寺の彼女たちからしても、やはり因縁の相手であるが……。
 それでもより大きな相手がいる。目標がある。
 それは財団Xであり、新道寺の麻雀部員だ。
 故にここは、精神的な体勢を持つセーラを優先させて貰った。

 あとは……哩は財団Xの施設への襲撃として、
 憧をどこに置くか――だ。
 究極ビレッジの方は京太郎一人(人数的には一人ではないが)でどうにかなる。
 そちらに財団Xが本腰を入れていないのならば、もう一つの施設に回した方が戦力として盤石になる。

 あとは――メダルの配分だろうか。
 どこの京太郎にどのメダルを渡すか。それも、しっかりと考えなくてはならない。


京太郎「さっきからなんでか俺が司会役で……」

京太郎「正直こんな事言えた義理じゃないと思うんすけど」

京太郎「奴らの脳裏に刻みつけてやりましょう。新道寺の皆さんに教えてあげましょう」

京太郎「神がいなくても、奇跡がなくても、ヒーローがいなくても――仮面ライダーはいる」

京太郎「悪夢を与えて悦に浸る奴には、そんな日は続かないのだと……」

京太郎「その目を見開かせて、奴らの希望を砕いて、絶望の底に叩き込んでやりましょう」

京太郎「悪夢に囚われて嘆き悲しむ人たちには、そんな事はないのだと……」

京太郎「その苦しみを止めて、彼女たちの絶望を笑い飛ばして、希望の星になりましょう」

京太郎「ヒーローがいないのなら――俺たちがヒーローの代わりになってやればいい」

京太郎「奇跡が起こらないなら――必然を起こしてやればいい」

京太郎「神や仏には――出番がないって、てめーらはすっこんでろって蹴り飛ばしてやればいい」

京太郎「悪人をブッ潰す。人々を助ける。そんでもって笑顔で締める」

京太郎「今日俺たちがやるのは、そんなシンプルな事だけだ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/400.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice