過去ログ - モバP「あんきら、っ響き良いよね」杏「何それ?」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:01:13.40 ID:bsONMbI5o
きらりの動作は、物凄く女の子らしくて可愛らしいなあと見惚れる。
だけど、その可愛らしい仕草に騙されてはいけない。

「杏はね、とても弱いの。だから、とても慎重に扱って」

以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:03:08.35 ID:bsONMbI5o
収録が終わった後は、死体のような杏をプロデューサーがいつも通り車で送って帰った。
その時の記憶はとぎれとぎれで、イマイチよく覚えていない。

理由は明白だ。きらりのせいである。
収録中に興奮したきらりに、三度も抱き締められのだ。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:03:35.48 ID:bsONMbI5o
「きらりとのユニットをやめたい」

プロデューサーは、あんまり驚きはしなかった。ただ、困ったように頭を軽く掻いた。

「まぁ、言うだろうなと思ったよ」
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:05:29.88 ID:bsONMbI5o
「でもこのまま、きらりとユニットを組んでたら杏は死んじゃうよ」

「まぁ、お前の言いたい事も・・・」

プロデューサーは顔をあげて、杏の顔を見て言葉を失ってしまう。
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:06:02.22 ID:bsONMbI5o
プロデューサーは仕事がまだあるので、きらりの家の住所を教えてもらい、地下鉄で行く事になった。
最近はいつもプロデューサーの車で移動していたから、地下鉄に乗るのは久しぶりだ。平日の昼で人が少ないので、あまり疲れる事はなかった。
けれど、きらりの家に近づくほどに杏の精神は疲労した。

とうとう、きらりの住むマンションまで辿り着いた。
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:06:31.69 ID:bsONMbI5o
きらりは眼鏡をかけていた。実は目が悪かっのだろうか。

「や、やぁ」

「やぁ・・・上がる?」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:07:00.26 ID:bsONMbI5o
「いや・・・いつもと、少し違うなぁって」

きらりは優しく微笑みのまま、かけている眼鏡を指差した。

「これね、仮面なの」
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:07:29.06 ID:bsONMbI5o
「ほら」

そう言いながら、きらりは杏に向かって掌を広げて腕を出す。
意図が分からずに、杏は戸惑う。
そんな杏にきらりは、諭すように落ち着いた声で言う。
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:08:13.84 ID:bsONMbI5o
「きらりは大きいの、だから可笑しいでしょ?可愛らしくしたがるの」

きらりは悲しそうに笑う。

「別に可笑しくなんかないよ、女の子が可愛らしくして何がいけないんだ。それに、きらりは可愛いよ。」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:09:09.21 ID:bsONMbI5o
「その時からね、きらりは人前で大人しくする事にしたの」

きらりは、顏を上げて笑った。その瞳には、綺麗な涙が溢れている。

「でもね、街でアイドルにならないかってスカウトされたの」
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/12(火) 11:09:43.07 ID:bsONMbI5o
きらりは、本当に女の子らしくて可愛い。確かに身長が高いけれど、それだけで可愛くない訳がないじゃないか。

「だって、プロデューサーはニヤニヤ見てくるし。杏ちゃんも、私とユニットを組んでたら死んじゃう程嫌だって言うし」

「違うよ、きらりが思いっきり抱き締めるから、物理的に死ぬって話だよ」
以下略



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