過去ログ - 勇者「安価で呪いに抗いながら魔王討伐」
1- 20
144:$1[saga]
2013/03/15(金) 15:57:03.67 ID:Zkrrd5Xy0


屍人「―――なっ!?」

魔王「で、あろうな。つまり発動したのは『人間側』……もっと言えば、王国中枢。……あの国王が知らぬはずもない」

魔王「お前、勇者だな? 『魔王城を中心に』赤空が発動し、私がこの姿のせいで外部と接触ができないのを良いことに推定有罪で討伐勅命か……」

魔王「勇者よ。屍人よ。そしてその仲間たちよ。私の首を持って帰らない限り、お前たちの帰る場所は無くなっておるであろうよ」

屍人「そういう『手筈』か……」

屍人「1人でいるかぎり無敵の勇者に『仲間』を作らせたのも、『足手纏い』と『人質』を確保するためか……!!」

魔王「この呪いが私に通用したのは、あちらとしても想定外だろうよ。人間たちは、魔王には魔法が通用しないと思い込んでいるらしいからな」

屍人「魔法無効化呪文を使ってない時に、呪いを食らったのか?」

魔王「そうだ。まあ、どのみちあの呪文は連続で1時間しか使えないから、大した違いはないがな」

魔王「さて、どうする勇者よ。さすがに今の私ならお前たち2人には逆立ちしたって敵わないだろう」

魔王「どうする、と言っても、人間であるお前に選択肢はないか……」

屍人「……魔王……っ」

魔王「まさか最後の最後で、古い友人に看取ってもらえるとは思わないんだ。私もつくづく運が良い」

魔王「やれ、勇者」



魔王「台本通りに世界を救って見せろ」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
500Res/260.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice