過去ログ - 勇者「安価で呪いに抗いながら魔王討伐」
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[saga]
2013/03/17(日) 12:56:01.55 ID:hlFjQQAc0
帝王「な、なぜお前が……!?」
盗賊「会いたかったよ、お父さん。久しぶりだね。ちょっと痩せた?」スタスタ
帝王「……」
帝王「はは、娘よ。今までどこでなにをしていたのだ? どれだけ探し回ったと思っている……」
盗賊「うん、お父さんが必死に探し回ってくれたのは知ってるよ」スタスタ
帝王「そうかそうか、それは……」
盗賊「私を始末するために探し回っていたのはね」チャキッ
帝王「!?」
ズバッ
帝王「くっ、お、おおおっ!?」ビチャビチャッ
盗賊「本物のお父さんは……生きてるわけないか。ごめん、お父さん……私のせいで……」
帝王「こ、この私に武器を向けるとは……!!」
盗賊「この私って、どの私なんだよ。お父さんになりすましてるお前か?」
帝王「!!」
盗賊「いたよね、お父さんの腹心に……相手の体と脳みそを食べることで、姿と知識を真似できる魔物がさ!」ダッ
帝王「―――っ!!」
ガシャァァン!
ヒーロー「帝王様ぁ!!」バキッ
盗賊「っ」ズザザッ
帝王「でかしたぞヒーロー!」ダッ
盗賊「待て偽物!!」
ヒーロー「き、キミは……姫様かい!?」
盗賊「引っ込んでろ!」ダッ
ズガガガガガッ!!
ヒーロー「ぐっ……」
ヒーロー(体がついていかない……!! 魔力も空だし……くそ、あの男さえ現れなければ!)
探偵「どいて!! もう気づいてるだろ!? お父さんはいないんだって!!」
ヒーロー「そんなわけはない!! 帝王様がやられるわけがないんだ!!」
探偵「わからず屋め……!!」
奴隷「盗賊さん!」タタタ…
盗賊「!」
ヒーロー「!」
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