過去ログ - 勇者「安価で呪いに抗いながら魔王討伐」
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[saga]
2013/03/13(水) 22:14:23.56 ID:LNzXemmU0
「第三の滝」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
弓使い「もう、怖いよぉ……この滝……」
鳥娘「だ、大丈夫。おちついて」
屍人「落ち着かせろ鳥娘。ここで弓使いに暴走されたら全滅するぞ」
『では、『選別』を開始する』
『第三の選別』
『勇者たちよ』
『互いに、これまで一度も嘘をついたことのない二人よ』
『片方が片方を、滝に突き飛ばせ』
『真実ならば、ダメージを無効化する』
発明家「これは、時間制限はないんだね……」
鳥娘「なんだ、今回は簡単だね。だって、ほとんど話したことのない人もいるし」
鳥娘「それに、弓使い。ボクらは嘘なんてついたことないもんね?」
弓使い「……」
鳥娘「弓使い?」
弓使い「……えっと……」
鳥娘「……え? まさか……」
弓使い「うぅぅ……」
弓使い『い、言えないよぉ……鳥娘さんが、女の子だと思われて喜んでたから、最初は男の人だと思ったけど、ちょっと後で気づいてからも最初から女の人だと思ってたみたいに話を合わせただなんて……』
鳥娘「……」ズーン
勇者「屍人、ぼくらはどうかな?」
屍人「些細なことでも嘘は嘘だ。多く喋っていれば、嘘をつくつもりがなくても嘘をついてしまうことだってある」
屍人「かといって、ほとんど喋ったことのない人を信用して、命を懸けて滝に突き飛ばされることができるのかも……疑問だぜ」
奴隷「……どこまでが嘘なのかな……? 愛想笑いも嘘と言えば嘘だし……」
発明家「嘘をついたことがないなんて、ありえるのかな……? そんなこと……」
発明家「―――っ!!」
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