過去ログ - 勇者「魔王を倒したっていうのに」
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4:1章 魔王[sage saga]
2013/03/13(水) 15:48:22.10 ID:QaVMnnGl0

青年「……」

少女「ん、なんじゃ? 何か言いたそうな顔じゃぞ主様」


青年「いや。あれは助けたというか、なんと言うか……。それに、そういう風に呼ばれるのもくすぐったいっていうか……」

少女「呼び名程度で首をかしげるようでは、立派になれんぞ?」


青年「立派になんてならなくても別にいいんだけどな」

少女「それはいかん! 妾のように気品溢れる立派なレディにならんとな!」


青年「レディにはなりたくないなぁ」

少女「むっ。今のは言葉のあやじゃよ?」


青年「わかってるわかってる」


少女「はぁ……。して、どうして妾はこれほど視線を集めておるんじゃろうな」

酒場のマスター「そりゃあお嬢ちゃんが貴族のような服を着ているからだろうな!」


少女「お、これはマスター」

マスター「ほれ。ご注文のスープだ」


少女「おお! これを待っておったんじゃ!」

マスター「ゆっくりと食べてくれ! うちの自慢のスープなんだ!」


少女「かたじけない!……んー、上手いぞこれ!! 牛の濃厚な白いスープ、じゃがそれでいて喉越しがよく、臭みがない!」

マスター「よぉく分かってるじゃねえかお嬢ちゃん!」


少女「お主、いい腕を持っておるんじゃな!」


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