90: ◆EIVbeOiPes
2013/05/06(月) 01:20:41.95 ID:OEuZgxwy0
顔を真っ赤にした少女に全てを悟る。
え……え……?
うつむいたまま、少女は僕の袖を握る。
「誘ってる、んですよ?」
現実が受け入れられなかった。
それでも、少女の思いは、受け入れないと。
「僕、動物が好きなんだ」
「特に猫、可愛いよね」
「最近、久しぶりに猫触りたいなあ。なんて思っていたんだけど」
「誰か、猫飼ってる人、知らない?」
いつまでも消極的でひね曲がった僕だった。
だけど、
「可愛い猫飼ってる人知ってるんです!今日もその人の家に行く予定なんですけど、一緒に行きませんか?」
少女は応えてくれる。
いつか、いつか。
僕が少女を引っ張れるような人間になりたいな。
きっと、少女はそれでも僕の1つ上を行くんだろうな。
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