過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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158: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/03/22(金) 01:08:57.22 ID:5X+6LS/no
「あいつはろくなヤツじゃないけど、昔から約束を破ることはしなかったわ」

思い起こすのは言峰から聞いた話。あるいは魔術刻印から流れ込んだ、父の最期の記憶。

――「綺礼。最後に3つ、頼みたいことがある」

――「謹んで承りましょう」

――「私の死後、凛の面倒をみてやってほしい。後見人となり、私の魔術刻印を引き継がせて欲しい」

遠坂時臣は、自身の介錯を言峰に頼みつつも、その悲願を言峰に託そうとはしなかった。
望みは血のつながった弟子に託し、一番弟子である言峰にはその世話だけを頼んだ。
魔術師としては何も間違っていない。けれどそれは、少し悲しいことだと思った。

――「遠坂凛を、一流の魔術師に」

言峰は語らなかったけれど、刻印から流れ込んだ記憶で知っている。
プレゼントとして言峰から贈られたアゾット剣が、父の心臓を貫いたものであると。

「だから言峰は、私を殺さずにアーチャーだけを倒そうとするんじゃないかな。
そして私の代わりに聖杯を手に入れて、私を笑うつもりなんだと思う」


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