過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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◆7F1xhg7Fvs
[saga]
2013/04/01(月) 02:14:26.23 ID:jcjxne5Co
エイプリルフール・二龍騰飛(アルトリアvsノビタニヤン=アトラシア)
本編とはいっさい、まるで、なんにも関係が無い。残念だったな!
「辰のゴールドヒロインの座、返してもらいます!」
「ああ。そういえば君はかつての辰のゴールドヒロインだったか」
セイバーの振った剣は、紙一重のところでアサシンに届かない。完全に剣の長さを見極められているのだ。
剣を振り抜いた直後を狙ってアサシンの指先が動く。空気ピストルの射線上に立たないよう、セイバーは即座に飛び退いた。
既に仲間が三人あの魔弾によって倒れている。威力こそ少ないが、気絶させるというのは戦闘からの離脱に他ならない。
傷が治らない、当たれば必殺、といった技より余程恐ろしい。燃費と結果が釣り合わない、破格の宝具だ。
逃げようとすれば既に部屋中に張り巡らされたエーテライトに絡まり、逆に動きを止めれば即座に空気ピストルが飛んでくる。
その戦略の前に、三人は突入と同時に気絶し、一匹は行動を封じ込められたのだ。
「解せません。あなたはそもそも男性ではないですか」
「それを言うなら、そこで寝てるウェイバー君だって男じゃないか」
「くっ……彼は例外です! zeroには女性鯖が少なすぎたんです!」
指先を動かしただけで準備が整う空気ピストルに対し、構えて溜めて振り払う必要がある約束された勝利の剣では分が悪い。
解放に必要なフレーズをとっても、エクスカリバーの名を叫ぶ間に3度は「バン」と口にできる。
神がかりな直感で空間に張り巡らされたエーテライトを避けて戦うセイバーだが、少しずつアサシンに追い詰められていく。
「セイバー、君の考えは分かるよ。バーサーカーを宙吊りにしている糸を切り、あの電獣を解き放てば逆転できると思ってるんだろ」
セイバーが後退しながら少しずつバーサーカーに近付いていっていることを、アサシンは看過してみせる。
バーサーカーは電流によって自身を磁石化できる。それによって金属製の空気ピストルが引き寄せられ、僅かに照準がずれるのだ。
ほんの少しの誤差だったが、その少しの差に直感スキルを重ねてセイバーは空気ピストルを避け続けている。
加えて、セイバーの奮戦により、アサシンはバーサーカーに空気ピストルを当てることができていない。
「ええ。あの絡まり合った糸だけを切断するのは至難の業でしょうが、私ならできます!」
アサシンが投げ付けてくる糸を避け、前進。セイバーは一気にアサシンの前まで出る。
柄による打撃と見せかけて、かろやかに構えを変えて横薙ぎに移行する。
だがそれも、アサシンはぎりぎりのところで身をかわす。
セイバーが剣を振るう度に、エーテライトが切れる。だがそんなものは無限に近い糸を用意された部屋の中では気休めにしかない。
アサシンが少し手元の糸を引くと、そのスペースに糸が補充される。
それどころかアサシンは、糸の切れ方から剣の長さを知ることに成功している。
「アサシンだというのにこの機動力……! 捉えきれない」
「君の間違いはそこだよ。いつから僕がアサシンだと錯覚していた?」
「なっ!?」
「今の僕はアサシンとセイバーのダブルクラスだ」
一歩。これまでよりも早く、確実に。アサシンの踏み込み。
セイバーが剣を引き戻す間も無く、間合いを詰め切る。
ズィルバーン デーゲン
「夢と高嶺の白月剣っ」
その腕には白銀に輝く剣。握る手には籠手がつき、頭を兜が覆っている。
完全にセイバーの間合いの内側に潜り込んでいる。
白銀の剣が煌いた。もはやここから体勢を変えて避けることは不可能。
セイバーの剣は、姿勢をかがめたアサシンの頭上。ここまで近づかれてしまえば、剣での迎撃は間に合わない。
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