過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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40: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/03/17(日) 00:38:10.68 ID:KwNK0JHgo
夜の大橋。この時間にもなれば歩道橋を歩く姿はもう無く、道路を走る車も疎らだ。
人工照明に照らされた歩道を歩いているのは、士郎だけ。人の気配はまるで無い。

夜風には磯の香りが混じっている。冷たい風が、火照った頭にちょうどいい。
聖杯戦争のこと、切嗣のこと、桜のことで頭はもういっぱいだ。アサシンが来るまでに、少し冷静になっておきたい。

聖杯を悪い奴の手に渡すわけにはいかない。私利私欲のために聖杯が使われれば、ろくなことにならないだろう。
だからできれば遠坂に勝って貰いたいと思っていた。

この点は、悩む必要は無い。信用ならない奴は倒す。信用できる奴なら放っておいていい。
遠坂とアーチャー、派遣とキャスター以外に主従共に見知った相手はいない。
だから今考え込んでも仕方無い。会ってみてから、その相手を推し測る。その時までは、聖杯の行方を考える必要は無い。

――いや、もう一組。桜とアサシンのことを考えないといけない。
俺はアサシンの言葉を信じることにした。だから桜はアサシンを召喚し、聖杯戦争に参加しているものと考えなければいけない。

アサシンは言っていた。桜は間桐臓硯って奴に命を握られてる。
なら、桜はそいつの言うことに逆らえない。

逆らうような場面に追い込んではならない。桜なら、もしかすると俺のために臓硯に逆らって死ぬかもしれない。

ならどうすればいいのか、考えてみてもちっとも思い浮かばない。
そもそも桜の中に巣くっている蟲を駆除する方法を一つも知らないのだ。思考が進むはずがない。


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