過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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◆7F1xhg7Fvs
2013/06/13(木) 01:02:46.89 ID:eI2QjEb9o
一成は全身から生徒会長オーラを発散させる秩序と規律の化身。
聖杯戦争のことを隠したまま説得するなんて、とても俺にはできそうにない。
必要があればちゃんと融通を効かせてくれる奴だが、嘘で誤魔化し通せる相手では無い。
「理由は言えないけど、しばらく学校を休んで寺にこもる」なんて言ってら叱られるに決まっている。
なので先に零観さんに話をすることにしよう。
零観さんは柳洞寺の住職代理。現在の寺のトップだ。それに何より、柳洞零観は一成の兄。
零観さんの許可が下りていれば、さしもの一成も俺を追い出すことはできまい。
戦略を確認し、寺に入る前に零観さんとの会話内容を考えておく。
「衛宮か。待っていたぞ!」
……あれ?
「こんなところで立ち止まってどうした?
せっかく寺に来たのだから、思索にふけるなら法堂で禅を組めばよかろう」
あれ?
「衛宮、聞こえていないのか? よもやそこまで深い瞑想を……」
「いや、大丈夫、聞こえてる」
間違いようもなく、俺の前には柳洞一成その人がいる。
シミ一つ無い学生服。シワ一つ無い着こなし。容姿端麗、品行方正。
眼鏡の端できらめく優等生の輝き。うん、一成だ。
迂闊だった。葛木先生も言ったように、ここから学校へは遠い。一時間ではまるで足りないくらい遠い。
そして一成はチャイムの鳴る5分前には席について教科書を並べている類の人種。
早朝といえど、この時間に登校を始めるのは当然のこと。むしろ一成としては遅い方だ。
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