過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
1- 20
534: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/07/14(日) 01:03:04.48 ID:cJF7F1x4o
深山町の丘の上。
その屋敷は終始薄暗く、人の気配が感じられないという。
雑然とした植え込み、古めかしい門は幽霊屋敷のイメージにぴったりであったし、
人気が無いにも関わらず埃と蔦の侵略とは無縁であったことも噂を盛り上げた。
  ――内情はともかく、外観は10年前のそれを保とうとしていた。

物理的な薄暗さは家主の涙ぐましい節電の成果でもあるし、
電灯の光が目立つ時間には地下室にこもって鍛練に励んでいたからでもある。

そして、近付く者の精神が感じ取る暗さと重圧とは屋敷を覆う結界によるもの。
二重、三重どころではない、要塞級の多重結界だ。
攻撃性のものは勿論、位相改層による対外遮蔽、反転結界に概念拒絶とより取り見取り。

認識阻害系も、派遣員には及ばないものの十二分に高度なものが使われている。
サーヴァント召喚などのハイレベルな魔術が使われていようと、他人に気付かれることはない。

たとえば、今のように。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
861Res/294.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice