過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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◆7F1xhg7Fvs
[saga]
2013/09/18(水) 23:03:34.19 ID:tD61YaN7o
落ちていく。
始めは何も無い真っ暗闇。空気の抵抗すら感じられず、それなのに落下速度は一定のまま。
落ちているのか沈んでいるのか、いずれにせよ下に進んでいるのだと妙な確信があった。
しばらくして、輝く輪の中を抜けた。あんなに明るいのに何故か眩しさを感じない。
違和感の堆積は、夢を夢だと気付いてしまった時のそれに似ていた。
そう、十年前に大災害の後は、良く夢を見ていた。
愚かな自分に後悔し続ける、厭な夢を見ていた――。
光る輪を抜ける度に、周囲の闇も明るくなる。それを何度も繰り返す。
随分と長い落下に、何かアサシンが失敗したんじゃないかと不安になって来た頃、一際強い光にのまれた。
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