過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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632: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/09/19(木) 22:42:51.35 ID:HJwn4COUo
「さて、どうする? 使うつもりが無いなら、もうそれは封印した方がいい」

「それだけじゃ決められない。もっと、俺に分かるように説明しろよ。
結果だけじゃなくて、これがどういう作業で、どういう風にリスクがあるのか」

こんなのは逃げているだけだと、自分でも分かっている。

悩むことなんて無いはずだ。この戦いに参加しようと思うなら、力が要るのは明らかだ。
それに、俺が犠牲になることで誰かを助ける力が手に入るなら、それは本望だったはずなんだ。

なのに、決断ができない。切嗣のいなくなった朝が頭にちらつく。

自分の命が惜しいなんて、そんな人間らしい悩みを抱えているわけじゃない。
自分の進んでいる方向が不安なだけ。闇の中、ふと方位磁針が壊れているのに気付いたよう。

俺が戦って、死んで、それを切嗣は喜んでくれるだろうか。
気付けば俺は、アサシンの良く分からない解説を遮って疑問を口に出していた。

「正義ってなんだろう」

「随分と難しいことを聞くね。悪いけど、大した解答はできないと思うよ。約束だから、一応考えてみるけどさ」

こんな子供のような質問にも、答えを考えてくれるアサシンの変な几帳面さに驚かされる。
何を馬鹿なことを、と一蹴する方が彼らしい気がする。いまだにアサシンの考えはよく分からない。


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