過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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640: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/09/20(金) 22:23:16.21 ID:PWY9CTYwo

話し合う度に余計に分からなくなる、この英霊のことを知りたい。知らなくてはいけないと思う。
説明のつかない直感にすぎないけど、こいつの存在は、何かとても大切なことに繋がっている気がする。

「まずお前が誰なのか、それが知りたい。お前の正体、真名はなんなんだ」

その質問を予想していたように、アサシンは抑揚のない声で淡々と語る。

「名前はいろいろあるし、クラスによって変わったりもする。
一番良く使った名前で言えば、野比のび太。そしてこの聖杯戦争における真名なら、ノビタ・ノビ・アトラシアだ。
五つの魔法を根絶やしにして、魔術師から目標を奪った裏切り者。その癖、一人だけ変わらず魔術を研究し続けた僕に対する蔑称だ。
もっとも、これは別の世界の歴史だから、君が英霊ノビタと会う機会は今回だけだろうけどね」

「別の歴史? それに魔法を根絶やしにって、どういうことだよ。現にいま、お前だって魔術を使ってるだろ」

「まとめて質問するのはやめてほしい。どこから説明したものか困る。
とりあえず、魔法の説明からすればいいのか? いや、多元時空の説明の中で魔法の例を出した方が分かりやすいか……?」

ある種の天才は、一分野に秀でる代わりに他の能力が欠けていたりするという。

どこから説明したものか真剣に悩むアサシンは、見ていて少し不安になるものがあった。
妙に無防備というか、馬鹿っぽいというか――誰かが側にいてやらないといけないような気がした。

「じゃあ、別の歴史ってのから頼む」


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