過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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766: ◆7F1xhg7Fvs[sage]
2014/03/05(水) 00:18:37.17 ID:onTbiz8Uo
「ねえ、アサシン」

長い沈黙のあと、セイバーは努めて明るく切り出した。

「私、いつも周りを見ずに突っ走ちゃうからさ。アンタ、ときどき私のこと引き留めてよ。
 そういうストッパー役みたいのがいないとダメみたいなの。
 自分ではかなーり抑えてたつもりだったんだけど、マスターはこれだし」

「それは君のマスターの役目だろう。それに、キャスター相手にあれ以上手を抜く余裕はなかったのだろう?」

「それは――そうだけど……」

実際、セイバーは生前の一割ほどの力も出していない。ただ、魔術を否定する能力と、聖杯戦争の相性が悪すぎるのだ。
ただでさえサーヴァント契約から送られる魔翌力を減衰してしまうのに、偽臣の書を介したことで効率が最悪になっている。

生前はマスターに恵まれており、加減を知らずに魔翌力を使っていけた。
それがこの聖杯戦争を直に体験してみて初めて、自分がいかに聖杯戦争の枠からはみ出した存在なのかをようやく少し理解した。


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