過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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771: ◆7F1xhg7Fvs[sage]
2014/03/06(木) 00:53:12.55 ID:kV4jl/Oqo
目に見えるところには、もう傷は残っていない。
サーヴァントの存在自体を破壊する刃による傷も、因果を遡って無かったことにしてしまえば問題無い。

とはいえ使った魔翌力までも回復できない。サーヴァントの中でももっとも魔翌力が重要なキャスターにとって、これは致命的だ。
今の状態では到底戦闘はできないだろうし、状況によっては足手まといになりかねない。

そしてなにより、キャスターは何よりも大切だった相棒を失っている。


何も無かったみたいに「もう大丈夫だから」と嘯くさまからは、キャスターとレイジングハートの関係を感じ取ることはできない。
魔術礼装に情が移るなんて、この世界の魔術師からすれば馬鹿げたことだろう。たとえ人であっても必要なら使い潰すのが魔術師だ。

けれどアーチャーは識っている。親友との別れがどれだけ辛いものか。それが人をいかに狂わせるか。
知っているのに、どう言葉をかければいいのか分からない。

だから、大丈夫だと言われてしまえば頷くしかない。大幅に魔翌力を消費したまま起きて来るキャスターを止めることもできない。
特訓をしようと言われたら素直に従う。けれど、アーチャーの心はここにあらず。成果はまるで見られない。


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