過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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780: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2014/03/07(金) 02:08:11.17 ID:lT35xIVVo
ようやく一枚クッキーを口に入れ、何か大事な儀式にでも望むように目を瞑る。
神妙な顔で、時間をかけて一枚を味わう。

食べ終わってお茶を口にしたところでキャスターが切り出す。

「はい。このお菓子を食べてもいい理由を述べよっ。
たとえば、賞味期限が一週間後に迫ってる、とかね。これも訓練だと思って、真面目に考えてみて」

「えーと。でもですね。藤村先生はしっかり賞味期限を把握していて
最近組の人にお紅茶をたかっていたりしてですね。その、結構楽しみにしていて……」

「そうそれ。今自然と蔵知の司書を使ってたでしょ。それを戦闘に活かせないかなって思ってるの。
 相手の動きを読むこと。近接戦でアーチャーちゃんに一番合ってるスタイルは『見切り』だと思うの」

先程の組み手の時点から、凛の技を理解することはできていた。
ただ、技をかけられてからでは、相手を傷つけるような形での脱出しか思いつかなかっただけ。
受け身は的確だった。だからこそ、安心してぽんぽんと投げていけた。

同じ英霊相手では、やはり攻撃をくらってから対処を考えるのでは間に合わないだろう。
だが、あと1テンポ早く先を読めれば。膨大な知識から必要な情報だけを素早く選び取っていけたなら――。

今の力を得てからの戦闘経験が欠けている不完全なアーチャーと、
生前から教導を生業としてきたキャスターの組合せには、可能性がある。



「ちなみに、キャスターが考えた答えはどうなの? 私は賞味期限くらいしか見てなかったけど」

「にゃはは。私も、緑茶派なお家だから洋菓子は出すタイミングが無かったんだろうな、ってくらいしか考えてなくて。
藤村先生には悪いことしちゃったねー……。同じもの、どこで売ってるのかな」


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