過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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797: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2014/03/12(水) 01:30:56.71 ID:DwKb71Rio
切嗣が手にするのは、前回の狙撃銃ではなく、二丁の拳銃。
コルト・ガバメントの改造品を2つ。セーフティグリップを外して片手でも撃ち易くしたもの。

重い銃を構え続けるのには体力を使う。
一度構えを取ったあとは、両手を下してランサーを待つ。

これからの戦い、少しでも体力を温存し、全てを使い果たすつもりで臨まなければならない。
ランサーの性格からすれば、構えすら取っていない相手に襲い掛かることはないだろう。
ランサーのスピードからすれば、とうに戦闘が始まっていてもおかしくないのに
わざわざ切嗣とほむらに準備する時間を与えてくれていることが、その証拠だ。

穂先が床をなぞる音が聞こえる。足音はゆっくりと、着実に。
緊張が高まる。時間が濃くなる。空気のわずかな振動が肌越しに伝わる。
風を視る感覚――いや、これは狙撃用の集中だ。これではない。

息を吸う。息を吐く。肺の意識から始め、身体の内側をイメージする。
全身を武器に。寸分の狂いも無く動かせ。目指すのは、十年前の戦を勝ち抜いた相棒の二刀。


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