過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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◆7F1xhg7Fvs
[saga]
2013/03/19(火) 01:54:27.29 ID:v1adN9ggo
「これは人類が到達する技術であり、同時に人類に隠された秘蹟だ。
基本構造は純粋な科学。地球の魔術基盤を離れても通用する理論だ。けれどその実現のために、魔術を用いている。
多分この世界でも、アトラス院ではもう研究が始まってるんじゃないかな。月のあれはこっちにもあるはずだし」
アサシンが話している間に、空中に何か人型ができていく。初めに青い線で輪郭ができて、その中に臓器が描かれていく。
「これ、科学なのか。拡張現実って奴?」
「どちらかと言えば仮想現実の方が近いかな。君の存在骨子をずらして、人工繊維に乗せた情報群に変えてある。
情報螺旋はユビキタスに存在するものだけど、こうして空間として知覚できるのはエーテライトのおかげだ。
ん、分からないって顔してるね。そうだな、この世界の魔術師風に言えば、ここは僕が作り出した異界だ。
魔術師が空間を切り取って神秘で満たすことで自身のフィールドを創るように、僕は霊子世界を作り上げて君を招いた。
僕は魔術師としては半人前だけど、この空間の中でならそこそこマシな振る舞いができる」
「良く分からないけど、ここで何やっても現実に影響は無いのか?」
「現実というならこれも現実なんだけど……。細かい定義にこだわると話が進まなくなるから置いておこう。
結論から言うと、外に影響するよ。もしもここで死んだら外でも死ぬ。普通は強制ログアウトからバックアップで
修正をかけるものだけど、残念ながらこの時代の情報端末では性能が低すぎて安全装置を設けるスペースが無かった」
アサシンが答え終えるころには、空中の人型が変化をやめている。
青い直線で囲まれた板が組み合わさって、立体を形作る。3D映像に似ていた。ただ、細かさが段違いだ。
「見えるかい? 赤色の線で作られた、鞘と剣。青い線が人としての君で、赤い線が剣としての君だ」
目を凝らしても、大量の青い線に阻まれて内側は見通せない。最初の頃に作られつつあった内臓すら見えない。
「はぁ。本当に強化もできないのか。眼に魔力を込めて視力を上げるの、やったこと無い?」
「強化が失敗して壊れたら大変じゃないか。そんな危険なことやれるわけないだろ」
「じゃあ解析でいい。流石に構造把握も無しに投影してたわけない……よねー?」
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