過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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820: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2014/03/21(金) 02:18:55.41 ID:EG0EoVreo
弾倉は七発分。初めから薬室に一発入れた拳銃を二丁で、計16発。
その半数以上は既に使い果たした。肉体の方は、残りを使い切るまで持ちそうにない。

状況は分からなくとも、その事実だけで十分。
これまで防戦に徹していた切嗣が、自分から仕掛ける。

発砲。左腕を大きく振る。相手の視界を隠すことが目的。
後ろに一歩、上体を反らして腕を避けるのと、反撃の槍が突きだされるのはほぼ同時。

右の一発で槍を打ち払えば、そこで切嗣は手詰まりになる。
動きのあとの硬直。瞬間と瞬間のインターバルで、切嗣は動けない。

「うぇ゛ッ」

反動が身体を駆け巡る。舌を噛み千切ることも恐れずに「撃て」と叫んだつもりが
それすらまともな言葉にならず、口を切って鉄の味がした。

輝く光は見えていない。発射の瞬間を引き延ばされて空中に待機する4本の存在は知らない。
ただ、その矢が自分ごとランサーを貫くことを、祈っている。


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